ニューヨークの短期留学と長期留学を比較 ー 1週間・1ヶ月・1年の特徴とメリット

ニューヨーク留学の留学期間について、短期留学・長期留学の違いだけでなく、1週間、1ヶ月、1年間でそれぞれの期間の特徴やメリットを徹底的に解説します!

短期留学と長期留学

ニューヨーク留学
Brooklyn School of Languages

短期留学とは、1週間~3ヶ月未満の留学を指すことが一般的です。

長期留学とは一般的に半年〜1年以上の留学を指すことが多くなります。

ニューヨーク留学の注意点として、週18時間を超える就学をする場合は学生ビザの申請が必要です。

短期留学と長期留学の違い

ニューヨークの場合、短期留学であっても「週に18時間以上、語学学校でレッスンを受ける」場合には、学生ビザが必要です。18時間以下の場合、90日以内ビザ免除プログラムの電子渡航認証システム(ESTA)のみで留学できます。

長期留学は、学生ビザや専門学生ビザ、交換留学ビザの申請が欠かせません。数ヶ月前から、早めの準備を心がけてください。

期間別の留学費用の比較

ニューヨーク留学における滞在費の費用相場を期間別に紹介します。

1週間15万円~
1ヶ月35万円~
1年200万円~

これらには授業料だけでなく、滞在費、食費の生活費も含まれています。

費用を節約したい場合は、「短期集中で留学期間を短くする」「自炊をする」の方法があります。

またシェアハウスはホームステイ、学生寮に比べ費用を抑えられます。。

留学スケジュール例

1日のスケジュール

ホームステイに滞在し、語学学校に通う1日のスケジュール例を紹介します。

6:00〜8:00起床、朝食を食べて登校
8:00〜10:30授業(リスニング)
10:45〜12:15授業(リーディング)
12:15〜13:15友達とカフェテリアでランチ
13:15〜14:45授業(ライティング)
15:00〜16:30マンツーマンレッスン校
16:30〜18:30自習
18:30下校して、友達とニューヨーク観光
20:00〜21:00ホストファミリーと夕食
21:00~22:00英語の宿題や翌日の予習
22:00~23:30シャワーやSNSチェックをして、就寝

1週間のスケジュール

アメリカのニューヨーク留学における1週間のスケジュール例を紹介します。

【月〜木】
8:00〜17:00 
語学学校で英語のレッスンを受けて、学生寮へ帰宅。放課後はルームメイトと会話するくらいで、市内まで出かけることは少なめ。

【金曜日】
8:00〜15:00 
語学学校でレッスンを受けて、1ヶ月に1回の卒業パーティーへ参加。

15:00〜
放課後は友だちとショッピングを楽しむ。

【土日】
以前お世話になったホストファミリーと、ハイキングのニューヨーク観光を楽しむ。

週末の過ごし方は自由なため、学校の友達やハウスメイトと観光や旅行をしたり、アクティビティに参加。

出発までの流れ

  1. 申し込み (目安は出発の3ヶ月前まで)
  2. パスポートの手配 (申請から発行まで10〜14日間程かかる)
  3. ビザ申請(アメリカ留学で3ヶ月以内の滞在で、レッスンが週に18時間以内の場合には、90日以内ビザ免除プログラムの電子渡航認証システム(ESTA)の取得が必要)
  4. 授業料やホームステイ費用の支払い
  5. 航空券、海外保険の手配
  6. ホームステイ情報の確認(出発の1ヶ月〜14日前)
  7. 出発

1週間留学

1週間留学は、月曜日に学校に入学し、金曜日には卒業する短期留学です。

1日に4時間未満のレッスンであれば、ビザ免除プログラムESTAのみで留学できます。

1週間留学はこんな人にお勧め

1.長期休暇が取れないが、休職や退職に抵抗のある社会人

「長期休暇が取れない」「休職や退職に抵抗がある」社会人の方も多いと思います。

しかし1週間であれば、 GWや年末年始を使って語学学校に留学できるため、休職や退職の必要はありません。

また週末に観光もできるため、旅行のようにリフレッシュも実現します。

2.春休みや夏休みを活用したい大学生や高校生

1週間であれば、学生は長期休暇の一部を使って留学できます。

短期留学は休学や退学は必要ありません。また長期休暇は時間があるため、留学後に2〜3日観光もできます。

3.短期集中で英語を勉強したい人

英語初心者でも、短期集中で英語力アップは期待できます。

特に1週間の留学は、英語学習の方法を知って帰国後に自習を継続ができます。そうして英語力アップを目指す人も少なくありません。

休みを活用して、英語だけを話す環境で生活してみましょう。

1週間留学の費用相場

ニューヨークに1週間留学する場合の費用内訳を紹介します。

滞在費2〜7万円(ホームステイの場合)
渡航費(往復)10〜20万円
語学学校の学費 入学金:1~2万円
授業料:4~5万円
テキスト代:5千〜1万円
海外保険5千〜1万円
ビザ申請(学生ビザの場合)2万円
その他(交際費や生活費など)1~3万円
合計21〜46万円

※ 滞在費には家賃、食費、電気ガス水道代等の光熱費、ネット代等が含まれます

1週間留学のメリット

1.留学費用を節約できる

1週間の短い時間では、滞在費用や食費の生活費が最低限で済みます。

また英語初心者でも、長期留学の下見として、英語を学びながら海外生活を体験できます。安い費用で海外生活を体験し、楽しい思い出を作れるのが1週間留学です。

2.休学や休職の手続きが必要ない

1週間留学は、夏休み、春休みの長期休暇や大型連休を活用できます。

休学または退職をする必要がありません。。

現在の生活スタイルを変えることなく留学できます。

3.社会人はキャリアチェンジのきっかけになる

短期でも留学中はさまざまな人と出会います。

社会人は異業種の人と交流できるため、転職のきっかけになる人も。特にニューヨークはエンターテイメントの仕事が豊富なため、刺激を受けます。

1週間の留学でも、キャリアチェンジのきっかけになる可能性は十分あります。

1週間留学のデメリット・失敗例

1.英語学習の効果はスピーキング力に限られる

短期留学の英語学習では、主に日常会話の基礎を固めることに集中します。

そのためリーディングやライティングのスキルは伸びにくく「意味がない」と感じる人も少なくありません。

またネイティブスピーカーのような流暢な会話力を得るには、時間を要します。

解決策◎外国人の友達と積極的に会話する

日本人以外と英語で話すことで、短期間でも会話のスキルは伸びやすくなります。

積極的にクラスメイトに話しかけて、会話のチャンスを作りましょう。

2.週末に観光やアクティビティを楽しみにくい

1週間と期間が短いと、平日は勉強に集中する必要があります。

そのためなかなか遊ぶ時間が持てず、海外生活にストレスが貯まりやすくなります。

解決策◎留学後に観光を楽しむ

短期留学では、金曜日に学校が終わってから観光を楽しみましょう。

週末に旅行の時間を取ることで、夜遅いブロードウェイやレストランでのディナーも楽しむことができます。

勉強と遊び、メリハリをつけて楽しんでみてください。

 

1週間留学で必要な持ちもの

まず1週間留学で絶対に必要なものは、以下の通りです。

1週間留学に必要な持ちもの

  • パスポート
  • 海外保険の加入証明書
  • クレジットカード
  • 常備薬
  • スニーカー

夏場に必要な持ちもの

  • サングラス
  • 日焼け止め

ホストファミリーに喜ばれるお土産

  • 扇子など日本文化を感じるもの
  • 塗り絵や折り紙、子供が喜ぶもの

お土産がコミュニケーションのきっかけになることも少なくありません。

1週間留学に不要な持ちもの

  • 折りたたみ傘
  • 変換プラグ

ニューヨークは日本と同じ「Aタイプ」コンセントです。そのためスマホやパソコンは、変換プラグを使わずに充電できます。

1週間留学を楽しむための心構え

1週間留学を楽しむためや、充実した期間にするための心構えを3つ紹介します。

・積極的に英語を話す

1週間留学は時間が限られています。そのため積極的に挨拶や自己紹介をして、英語を使うチャンスを作りましょう。スピーキング力アップの可能性が高まります。

・分からないことはすぐに聞く

英文法や言い回しでわからないことがある場合は、講師にすぐに聞きましょう。

疑問は聞かないと解消できません。特に短期留学では、時間があっという間に過ぎてしまいます。疑問はレッスン中に解消しましょう。

・留学期間と観光期間のメリハリをつける

1週間の留学では、週末に観光を楽しむ方も多いかと思います。

語学学校に通う月曜から金曜までは勉強に集中し、観光は週末に思い切り楽しみましょう。メリハリのある生活を送ることで、どちらもしっかりと楽しむことができます。

ニューヨーク1週間留学の体験談

海外経験のない社会人のAさん。実は昔から「留学したい!」という夢がありましたが、有給が取りにくい仕事のため諦めていました。

しかし留学エージェントのホームページで、1週間から留学できることを知ります。

そして相談を申し込み、年末年始を活用してニューヨークに留学が決まりました。

10日間のうち、語学学校には5日間通いました。

短い期間でしたが、英会話を話すことに抵抗はなくなったと実感。事前に中学英語を復習していたこともあり、スムーズに会話できるようになりました。

そして土日にはニューヨーク市内を観光。ブロードウェイを楽しんでから帰国しました。

短期の1週間留学でも英語を学びニューヨークを満喫できます。

1ヶ月留学

1ヶ月留学はこんな人にお勧め

1.英語初心者で語学学校に初めて通う人

英語初心者の方が短期集中で勉強すると、スピーキング力の伸びが期待できます。

特に語学学校では、毎日講師や友達と会話するチャンスに溢れています。

初めての留学でも英語だけを話す環境に身を置くことで、英会話に抵抗がなくなります。

2.休学、退職をせず留学をしたい人

1ヶ月の短期留学は、休学や退学できない大学生、退職に抵抗のある社会人にもお勧めです。

大学生は、春休みや夏休みを活用で授業に支障がありません。休学や退学をせず、通常通り大学生活を送ることができます。

社会人の場合、GWの連休を使っても1ヶ月の期間には足りません。しかし、有給の使用や休職すると、1ヶ月の留学は実現できます。

休学や退職に抵抗がある人に1ヶ月は渡航しやすい期間です。

3.ニューヨーク観光も楽しみたい人

1ヶ月の留学は特別授業がない限り、土日や祝日は自由に過ごすことができます。

そのためニューヨーク観光も楽しむことができ、メリハリのある生活が可能に。勉強だけでなく、観光や旅行も楽しみたい人にお勧めです。

1ヶ月留学の費用相場

1ヶ月ニューヨーク留学する場合の、費用相場の目安を紹介します。内訳は以下の通りです。

滞在費(ホームステイの場合)8.8〜22万円
渡航費(往復)10〜20万円
語学学校の学費 入学金:1~2万円
授業料:12〜19万円
テキスト代:1〜3万円程度
合計:20万円〜
海外保険約2万円
ビザ申請(学生ビザの場合)2万円
その他交際費など生活費5~10万円
合計48〜76万円

※ 滞在費には家賃、食費、電気ガス水道代等の光熱費、ネット代等が含まれます

費用を節約したい場合は「授業料の安い語学学校を探す」「留学期間を短くする」「航空券を安い時期に購入する」の方法があります。

1ヶ月留学のメリット

1.高校生や大学生は休学の手続きが必要ない

1ヶ月の期間は、夏休み、春休みの空いた時間に留学できます。

そのため休学や退学の必要がなく、休み明けには通常通り授業に戻ることが可能です。

また長期留学のように休学費用もかかりません。

短期集中のハードスケジュールにはなりますが、費用を節約しながら勉強できます。

2.社会人はキャリアチェンジのきっかけになる

社会人は1ヶ月の留学となると、有給休暇の消化や休職が必要です。

そのため学生より留学のハードルは高いですが、部署異動や転職のきっかけになる人もいます。

1ヶ月の留学では退職の必要がないため、長期留学よりはハードルが高くありません。

また短期集中で、スピーキング力の向上やTOEICのスコアアップが期待できます。

退職する前に英語力を身につけてニューヨークの文化に触れることが、帰国後のキャリアを考えるきっかけに繋がります。

3.初心者でも英語力アップが期待できる

1ヶ月の短期留学でも、日常会話の習得は期待できます。

ライティングやリーディングは身につけるまでに時間がかかるため、1ヶ月の留学で大幅なスキルアップはなかなか期待できません。

しかし毎日英語を話す環境で生活するため、日常英会話は習得できます。

会話は中学英語レベルの文法で、ビジネス英語より簡単だからです。

英語初心者はまず、1ヶ月の留学で日常会話の習得に集中してみてください。

1ヶ月留学のデメリット・失敗例

1.観光やアクティビティの時間が少ない

1ヶ月の留学では、観光やアクティビティの時間がなかなか取れません。

短期集中で勉強する必要があり、週末も自主学習に忙しい日々を過ごすことが多いからです。

解決策◎週末や留学後に観光の時間を持つ

1ヶ月の留学でも土日や祝日、留学後の数日に観光の時間を作ってみましょう。

流暢に英語を話す外国人の友達と遊ぶことで、楽しみながら自然と英会話の練習ができます。

留学の効果や意味を実感しながら、スピーキング力の伸びを実感できます。

2.ネイティブスピーカーの英語力を身につけるには時間がかかる

1ヶ月の留学でも、スピーキング力を伸ばすことはできますが、伸びには限界があります。

ビジネス英語やディスカッションできるレベルの英会話力を短期間で身に付けるためには、大変な努力と時間が必要です。

解決策◎留学前と帰国後にリーディングやライティングを勉強する

留学中はスピーキングに集中して、帰国後にリーディングやライティングを勉強し続けてみてください。

英文法や英文読解は、自習でも学習できます。日本にはこれらの参考書や問題集がたくさん販売されているからです。

留学中は英会話に集中して、現地で学べることに集中してみてください。

1ヶ月留学で必要な持ち物

1ヶ月の留学で必要なものを紹介します。必需品は、以下の通りです。

  • パスポート
  • 海外保険への加入証明書
  • クレジットカード
  • スニーカー
  • 常備薬
  • (ホームステイの場合)ホストファミリーへのお土産

スーツケースは60〜70Lのもので問題ありません。

荷物量の目安は1日10L。そして洋服は洗濯し着回しできるため、1週間分の70Lほどで十分です。

また子供がいるホストファミリーは、日本文化を感じるお土産がコミュニケーションのきっかけになります。

季節に合わせた持ちもの

  • 折り畳み傘
  • サングラス
  • 日焼け止め
  • サンダル
  • パソコン

1ヶ月留学に不要な持ちもの

  • 変換プラグ
  • シャンプーやリンス

ニューヨークは日本と同じ「Aタイプ」のコンセントのため、変換プラグは必要ありません。またシャンプーの生活用品は現地調達できます。

1ヶ月留学を楽しむための心構え

1ヶ月の短期留学を楽しむためや充実した毎日にするための心構えを3つ紹介します。

・あいさつや自己紹介は遠慮しない

学生寮やホームステイ先では、他のステイ者との共同生活です。また語学学校のレッスンはグループレッスンが多いため、他の留学生と一緒に学びます。

このような場では、積極的に自分から話しかけることで友達になるきっかけを作ることができます。特にニューヨークは街中でも知らない同士で話す姿をよく見かけます。

また話しかけることで英会話の練習にもなり、スピーキング力アップが期待できます。

遠慮せず、学校やホームステイ先で出会った人にはどんどん話しかけましょう。

・初めての留学では価値観や文化の違いを楽しむ

初めての海外生活の場合、価値観や生活習慣の違いに驚くことも多いです。

最初は戸惑いますが、日本の新たな一面の発見や文化の違いを楽しみ、ニューヨーク生活を満喫しましょう。

ただ、どうしても我慢できない場合は「遠慮しないで意見を言う」「ルームメイトとのルールを作る」が効果的です。

ストレスを感じた場合は、これらの対処法を試してみてくださいね。

・勉強と観光、メリハリのある生活を心がける

1ヶ月の留学では、週末にゆったりとした自由時間を作りやすくなります。観光や小旅行も楽しむことで、ストレス発散に繋がります。

平日は勉強、週末はニューヨーク観光とメリハリのある生活を楽しんでください。

ニューヨーク1ヶ月留学の体験談

社会人5年目のBさんは、メーカーで営業職として働いています。しかし今の仕事に満足しておらず、転職を考えていました。

とはいえ、退職には抵抗があります。そのためまずは新たなスキルを身に付けようと、語学留学を決意します。1ヶ月の留学のため、休職の手続きは実施しました。

留学中は英語学習に集中し、日常会話レベルからディスカッションができるレベルにまで英語力を伸ばすことに成功。

また語学学校で市内観光のツアーに参加したことで、旅行関係の仕事に興味を持ちます。

転職のためにもさらに英語力を身に付けようと、帰国後も営業職を続けながら、英語学習を継続。

仕事終わりのカフェや休日の図書館、時間を作り英語学習を継続しています。

転職はもう少し先の予定ですが、目標を見つけたことで今の仕事のモチベーションも高まり、充実した日々を過ごしています。

このように1ヶ月の留学でも、キャリアを見つめ直すきっかけに。また退職の必要がないため、今の仕事を続けることも可能です。

1年留学

1年留学では、大学や大学院で専門分野を学ぶことが多いです。

もしくは語学学校で勉強し、インターンシップにも挑戦できます。

1年留学はこんな人にお勧め

①大学や大学院で専門分野を勉強したい人

大学や大学院で専門分野を勉強する場合、1〜4年の長期留学が前提になります。これは専門分野の習得には長い時間が必要だからです。

長期留学の場合、大学生なら単位互換や休学・退学、社会人なら休職・退職が必要になります。しかし、ニューヨークの大学では、日本で学ぶ機会の少ないジャンルを勉強できます。

大学留学を考えている大学生や高校生、大学で学び直したい社会人の方であれば、長期間の留学を選ぶほうが得るものが多くなります。

②海外移住や海外就職、海外転職を本気で考えている人

1年間のニューヨーク留学では、観光客ではなく現地の人として生活できます。

現地の良いところも悪いところも見えてきます。

また1年間同じ場所に滞在で、ニューヨークが自分に向いているかの判断可能です。

本気で海外移住や海外転職のキャリアを考えている場合は、まず1年間の留学がお勧めです。

③「語学学校とインターンシップ」の組み合わせを希望する人

1年間の留学では、語学学校で英語学習を続けることもできます。空いた時間を活用すれば、インターンシップにもチャレンジ可能です。

特にニューヨークではダンスやファッション、アートの専門分野のインターンシップが多いです。

2つ以上のスタイルで留学したい人にも、1年間の留学はお勧めです。

1年留学の費用相場

1年間、ニューヨークに留学する場合の費用相場の目安を紹介します。内訳は以下の通りです。

滞在費77〜180万円(ホームステイの場合)
渡航費(往復)10万円程度
語学学校の学費合計:120〜180万円
入学金:1~2万円
授業料:100〜180万円
テキスト代:3〜5万円
海外保険12〜20万円
ビザ申請2万円(学生ビザが必要な場合)
その他(交際費、生活費)120〜250万円(過ごし方による)
合計435〜762万円

※ 滞在費には家賃、食費、電気ガス水道代等の光熱費、ネット代等が含まれます

費用を節約したい場合は「学生寮やシェアハウスに滞在する」「自炊する」「有給インターンシップをする」の方法がお勧めです。

1年留学のメリット

ニューヨークで1年の長期留学をするメリットを3つ紹介します。

1.英語初心者でもゼロから英語力アップが期待できる

語学学校で1年間勉強すると、大幅な英語力アップが期待できます。

初心者でも3ヶ月ほどで日常会話、6ヶ月を超える頃には簡単なビジネス英会話を習得できることが多いです。

英語初心者でも、海外で不自由なく生活できるレベルまで語学力を伸ばすことは可能です。

2.専門分野を学ぶことができる

大学や大学院に留学後、法律や経営の専門分野の勉強ができます。

大学留学は夏休みの休暇では、時間が足りません。

学生は休学、社会人は休職や退職の手続きが必要であり、留学の費用も高額です。

しかしこれらの手続きをやり遂げることで、自信を得られることも多いです。

また日本にはないジャンルを学ぶことができるため、目標や将来の仕事をすでに決めている人にお勧めです。

また生活費を節約すると、留学費用を抑えることもできます。

3.キャリアチェンジのきっかけになる

大学で専門分野を学ぶ直すことで、転職のチャンスをつかむこともできます。

特にアメリカでの就職を考えている場合、仕事に関係のある学部を卒業していることが欠かせません。

そのため現地の大学で専門分野を学ぶことで、海外就職に近づきます。

現地で生活しながら、ニューヨークの文化や生活習慣を学び、人生や仕事を見つめ直すきっかけになります。

1年留学のデメリット・失敗例

ニューヨークで1年間留学するデメリットとその解決策を2つ紹介します。

1.慣れない海外生活にストレスや体調不良を感じることがある

1年間の長期留学では、途中から海外生活にストレスを感じることもあります。

特に食事や住環境、日本語を話せないこと、ストレスはさまざま。これらが体調不良に繋がることもあります。

英語学習にも集中できず、留学の効果や意味を感じられなくなることもあります。

解決策◎現地で日本人の友達を作り、定期的に一時帰国する

海外生活のストレスは、日本の文化や言語に触れることで緩和されます。

例えば現地で日本人の友達と話す、日本好きの外国人と話す、数ヶ月に1回は一時帰国する。

また週末は、ニューヨーク観光やアクティビティを思いっきり楽しむことも効果的です。好きなことをする時間を持って、ストレス発散を心がけてみてください。

2.英語学習のスランプに陥るときがある

長期で勉強をしていると、途中でスランプを感じることもあります。

「スピーキング力の伸びを感じない」「ネイティブスピーカーのように流暢に話せない」「リーディングが苦手なまま」…などです。

解決策◎エンターテイメントを楽しみながら英語に触れる

スランプを感じたときは、知っている内容の映画や好きな海外ドラマを英語で見ることで、ストレスなく楽しく英語に触れる時間を持つようにしましょう。

英語漬けの留学生活だからこそ、途中でリフレッシュも欠かせません。たまには日本語の映画や本、SNSにふれて、気分転換するのも良いでしょう。

1年留学で必要な持ち物

1年間の留学に必要な持ち物を紹介します。まず以下の持ち物は必需品です。

  • パスポート
  • 海外保険へ加入している証明書
  • クレジットカード
  • スマートフォン
  • パソコン

また洋服は1週間分を持っていると安心です。洗濯して着回しできるため、スーツケースも60〜70Lほどで十分です。

また海外インターンシップに参加する場合、スーツや革靴、仕事用の服装もあると安心です。セミフォーマル(準正装)なもので問題ないため、1着用意しておきましょう。

持ち物を減らすコツ

持ち物を減らしたい場合、以下のものは現地購入がお勧めです。

  • シャンプーやリンスの日用品
  • (肌が弱くない場合)化粧品
  • コートなどの分厚い洋服

現地のものは日本製より品質は劣ることもありますが、留学するタイミングによっては荷物が増えてしまいます。

現地で購入できるものは持って行かず、軽量化しましょう。

留学中の心構え

ニューヨークでの長期留学を楽しむためや、充実したものにするための心構えを3つ紹介します。

・初めて出会う人には自分から話しかける

留学初期、初めて会う人には挨拶や自己紹介、自分から話しかけることを心がけてみてください。

笑顔で積極的に話しかけることは、好印象を与えます。友達作りのきっかけになり、ニューヨーク生活をさらに楽しむことができます。

・ルームメイトとの価値観や文化の違いを感じたときはルールを作る

学生寮やシェアハウスに滞在する場合、ルームメイトと生活習慣の違いを感じることも多いです。

これらの違いを統一するためには、ルールを作ることが効果的です。シャワーの時間や電話する場所、気になることは決めておきましょう。

・意見を言うときは遠慮しないで積極的に伝える

共同生活にストレスを感じたとき、相手に言いたいことを積極的に伝えることを心がけましょう。

また意見を言うときは、遠慮しないで伝えてください。我慢してストレスを溜めると、留学生活を楽しむことはできません。

感情的にならずに論理的に話して、ハッキリと嫌なことを伝えてみてください。

ニューヨーク1年留学の体験談

大学3年生のCさんは、ニューヨークの大学への留学しました。

Cさんは海外移住の夢があり「いつかアメリカで働きたい」と考えていたからです。そのためにまず、1年間ニューヨークに滞在してみようと考えたのです。

夢のためにまずは、ニューヨークの大学で経営を学ぶことに。長期留学のため、大学は休学しました。

現地ではまず6ヶ月語学学校に通学しています。Cさんは日常会話レベルの英語ができたため、どんどん上達。6ヶ月後にはTOEIC500点レベルから、800点まで伸びました。

そして6ヶ月後、念願の大学へ留学。現地の学生寮に滞在したため、費用を抑えながら勉強に集中できました。

また授業はハードでしたが、積極的に話しかけたことで友達ができ、わからないことを助け合います。アメリカの大学の授業は課題が多いため、このような助け合いは欠かせません。

さらには短期の海外インターンシップも経験し、充実した毎日を過ごしました。

現地での生活は刺激的でしたが、Cさんは「アメリカで働くためには経験とスキルが足りない」と痛感。そのために、まずは日本で就活をし、働きながらスキルを身につけることに。

現在Cさんは、就活で内定をもらったIT企業でプログラマーとして働きながら、英語学習を続けています。

このようにアメリカでの長期留学は、夢や人生を考えるきっかけになります。

アメリカは学歴を重視するため、大学に留学後は現地採用の条件を満します。

ニューヨークでの1年間

ニューヨーク風景
Photo by Startup Stock Photos from Pexels

気候や行事、ニューヨークの1年間を紹介します。

春 (3月〜5月)

ニューヨークの春は短いため、3月頃はまだまだ寒いです。10℃を下回る日も多く、防寒対策が欠かせません。

また4月にはイースターの感謝祭、メジャーリーグの開幕のイベントがあります。

夏 (6月〜8月)

ニューヨークには梅雨がなく、気温も涼しい日々が続きます。

また7月4日に独立記念日「インディペンデンスデイ」があり、セールが開催されます。一般的には各家庭でバーベキューをし、夜に花火を鑑賞して過ごします。

秋 (9月〜11月)

ニューヨークは秋も短く、11月頃から冷え込みます。厚手のセーターやコート、ヒートテックがあると安心です。

また10月にはハロウィンイベントが開催され、ハロウィンの装飾やパレードを楽しむことができます。

冬 (12月〜2月)

ニューヨークの冬は寒さが厳しく、雪が積もる日も少なくありません。

クリスマスはツリーや装飾が飾られ、ショッピングモールではセールも開催。また年末にはタイムズスクエアでカウントダウンイベントがあり、朝から10時間以上並ぶ人も多いです。

便利なカジュアル英語フレーズ

長期留学では、ホームステイ先のホストファミリーや学生寮のルームメイト、シェアハウスのシェアメイトとコミュニケーションを取る機会が多いです。

そのときに挨拶や自己紹介を積極的にすると、好印象を与えることも。

そこで海外の友達や店員と話すとき、日常生活で役立つカジュアルな英語の例文を3つ紹介します。

「Down for/Up for」

どちらも賛成の気持ちを表す表現です。この2つの意味の違いをネイティブに聞いてみたのですが、本人たちも「感覚で」選んでいるため定義は難しいようです。

イメージとしては「Down for」は「I agree(賛成、構わない、いいよ!)」、「Up for」は「To be a willing participant(乗り気!自分から進んでやりたい!)」です。

「What’s up?」

友達と出会ったときに使うフレーズで、「最近どう?」の意味があります。

「How are you?」よりもカジュアルで、フレンドリーな印象を与えます。そして略語として「Sup?」が使われることもあります。

「I got it.」

「わかりました」という意味で、相手が言ったことを理解したときに使用します。

また何か頼まれたときの返事として「You got it.」も活用できます。

社会人が長期留学に行くべき理由

社会人経験を活かすことができる

学生時代に留学に行くこととの大きな違いは、「社会人としての就労経験があること」です。

例えばビジネス英語は、実際の仕事場面を想定した状態で学ぶことができます。

そのため留学の初期段階から、英語学習の効果を感じやすい人も多くいます。

また社会人として生活する中で、「価値観の異なる人との関わり方」「ストレス発散の方法」が身についており、刺激の多い海外生活でもストレスを上手く対処できる人が多いのも特徴です。

外資系企業に転職するきっかけになる

外資系企業では、スキルと経験が重視されることが多いです。

そのため社会人経験と語学力のアピールは、外資系に転職するきっかけに繋がりやすくなります。

留学中にさまざまな人と出会うため、キャリアに繋がるネットワークを構築できることも。

長期の休職や退職は必要ですが、ネイティブの人とも積極的に関わり、ビジネスに繋がるチャンスを掴みましょう。

費用の工面がしやすい

社会人の場合、留学費用を工面しやすいことが挙げられます。

家賃や生活費を自分で支払う人も多いかと思いますが、学生のアルバイト代よりも給料は多いですよね。

そのため長期留学の高額な費用も貯金しやすく、留学に一歩踏み出しやすいです。

大学生の長期留学、何年生がベスト?

大学生が長期留学に行くメリットとデメリットを、学年ごとに紹介します。

<大学1年生>

メリット

  • 英語力ゼロでも留学にチャレンジしやすい
  • 後半の大学生活を海外留学を経てから考えることができる

デメリット

  • サークル活動に参加する機会が減る
  • 参加できるプログラムが限られている

<大学2年生>

メリット

  • 交換留学にチャレンジしやすい
  • インターンシップやボランティア活動、様々なプログラムに参加できる

デメリット

  • 帰国後は単位を取るために忙しくなる
  • 1年生の間に準備を進めるため、サークルに参加しにくい

<大学3年生>

メリット

  • 就活に向けてキャリアを考えるきっかけになる
  • ボストンキャリアフォーラム、就活イベントに参加できる

デメリット

  • 留学中にも就活準備を進める必要がある
  • 単位を取っていないと帰国後が忙しい

<大学4年生>

メリット

  • ギャップイヤーとしてニューヨーク生活を楽しむことができる
  • 留学後に卒業旅行もできる

デメリット

  • 単位の取得や卒論を終わらせている必要がある
  • 内定先の研修に参加できないこともある

アメリカで就職活動する方法

アメリカの就職活動について紹介します。

アメリカで働く方法は、以下の3つです。

  • 現地採用で就職する
  • 日系企業の駐在員として働く
  • 起業する

ただしアメリカでの就職には、以下の条件があります。

  • 就労ビザを取得できる
  • 仕事に役立つスキルや学歴がある
  • 海外インターンシップを含む実務経験がある

しかしスキルがあれば、年齢はあまり関係ありません。また国籍も関係ないため、日本人留学生でも気軽に応募できます。

一斉採用の日本と異なり、通年採用のため就活時期は特に決まっていません。。

長期留学後、現地採用で就職するには

アメリカの現地採用における就職活動や転職活動の方法を紹介します。

現地求人を探す方法

  • 大学のキャリアセンター
  • Indeedの求人サイト
  • 知り合いからの紹介

また近年は、SNSから仕事に応募する人も増えつつあります。

日本人は、ボストンキャリアフォーラムを通して就活も可能です。さまざまな方法を活用し、気になる求人を見つけたら応募してみましょう。

現地就活の流れ

流れは日本とほとんど変わらず、以下の通りです。

  1. 求人に応募する
  2. 書類やスキルのわかる作品を提示する
  3. 面接を受ける

現地採用で日本人に求められること

  • 専門スキル
  • 学歴
  • 実務経験
  • 英語の語学力

基本的に、求められるものはアメリカ人と変わりません。

日系企業と取引のある会社の場合、日本語能力や日本での就労経験が評価される可能性もあります。

ただし注意点として「就労ビザを習得できること」が必要です。

就労ビザの申請方法

就労ビザ(Hビザ)とは、外国人がアメリカで働く際に必要なビザです。

就労ビザの条件

  • 事前に取り決められている専門職に就く予定の人
  • 特定分野で学士や資格を持っている人

まずは就活で働く企業を決めることが欠かせません。特にプログラミングやパソコン関係、会計の専門職は、現地採用として許可されやすいです。

オンラインで申請

必要書類は以下の通りです。

  • 6ヶ月以上の残存期間のあるパスポート
  • 証明写真
  • ビザ申請書類
  • 面接予約書

そして大使館で面接を受けて、許可されるとビザが発行されます。

もっと留学費用を格安に抑えるコツ

1週間、1ヶ月留学ならホームステイがお得?

留学費用をおさえるコツを紹介します。

まずはアメリカのニューヨークにおける滞在費用の相場を比較しましょう。期間はすべて、1週間の短期留学です。

ホームステイ2〜7万円
学生寮2〜3万円
シェアハウス2〜5万円

これらの費用には、食費の生活費も含まれています。

費用が安いのは、学生寮です。長期になると高く感じますが、短期間なら2万円から入寮が可能。留学費用を節約したい場合にお勧めです。

長期留学のお勧めの滞在方法

アメリカのニューヨーク留学における費用相場を比較してみましょう。期間はすべて1年間です。

ホームステイ77〜180万円
学生寮約117万円
シェアハウス120〜240万円

ホームステイと学生寮の場合、これらには食費の生活費も含まれています。

ホームステイも安いと100万円を切ることもありますが、家庭によって価格の幅が広いです。そのた長期留学よりも、1週間から1ヶ月の短期留学向きです。

最も安いのは学生寮で、長期留学で費用を節約したい場合にお勧めです。

またシェアハウスに滞在しながら自炊をして、生活費を抑えることも可能です。

留学費用が安い時期に行く

航空券が安いオフシーズンの渡航は、留学費用を節約できます。

ニューヨーク行きの直行便は、12〜1月、7〜8月の時期が高いです。

なぜなら多くの国で、夏休みや冬休みのホリデーを迎えて旅行や観光をする人が増えるからです。

また日本の場合、GW・シルバーウィークも大型連休のため、航空券は高い傾向です。

そのためその前後である以下の時期は、航空券が安いことが多いです。

  • 1〜2月
  • 5〜6月
  • 10〜12月

これらの休暇が終わったあとは観光客が減るため、航空券が安いです。1〜3月は特に寒い気候で旅行者が少ないため、航空券が高くありません。

留学生は柔軟にスケジュールを組めるため、可能ならばこれらの時期がお勧めです。

留学エージェントを利用しない

留学エージェントとは海外への留学手配の代理人で、「留学専門の会社」と「旅行会社」の2種類があります。

エージェントでは留学について「国選び」「学校選び」「進路相談」、出発前から帰国後までサポート。日本人スタッフや現地スタッフがアドバイスをしてくれます。

留学エージェントによっては手配料や仲介料が発生する場合があります。

ただし語学学校の手配をネットで調べる、費用の振込を行う、自分で手続きを進めることで仲介料の節約も可能です。

授業料が安い語学学校を探す

費用を考えるとき、語学学校選びも重要です。

語学学校学費費用(1週間)

入学金1〜2万円
授業料4〜10万円
教材費5千〜1万円
合計6〜13万円

しかし授業料が安いと、1週間で3万円ほどの学校もあります。

そのため学校選びによって、格安留学を実現も可能です。

留学中の節約方法

ニューヨーク留学中は以下の方法で費用を節約できます。

・外食ではなく自炊をする

ニューヨークの外食代は高く、シェアハウスに住みながら外食を続けていると1ヶ月の食事代が何十万円を超えることも少なくありません。

なるべくキッチン付きの物件に住んで、自炊を心がけてみてください。

・スーパーマーケットで買い物する

アメリカのスーパーマーケットは、セールやまとめ買いによる割引をしています。

また水やジュース、肉は大量買いをすると安くなることも。そのため自炊をする場合、スーパーマーケットでの買い物がお勧めです。

1週間分のまとめ買は、食費は節約できます。

・メトロカードを使う

ニューヨークの地下鉄は、メトロカードを使うことで交通費が安くなります。一律2.75米ドルまで下がり、何度も地下鉄に乗る人にはお勧めです。

また近年はUberの配車アプリも活用できます。違法タクシーによる高額請求は避けることができるため、節約しながら安全面も考えたい人にはお勧めです。

英語力アップのコツ・キャリアアップに活かすコツ

英語力アップには、ホームステイ中にホストファミリーと過ごすことが効果的です。

主な理由は、以下の3つです。

  • 語学学校だけでなく、放課後もホストファミリーとの会話で英語環境に身をおける
  • 現地の文化や生活習慣を体験しながら、生活に必要なフレーズを学べる
  • 家事や炊事を任せることができるため、短期集中で英語を学習できる

特に1週間から1ヶ月の短期留学では、英語に集中することが欠かせません。

語学学校で学んだことを、家族との自然な会話の中でアウトプットできる環境はホームステイです。

日本人・アジア人が少ない時期を狙う

1週間の短期留学でも日本人やアジア人が少ない時期の留学は、英語力アップの可能性が高まります。

英語力アップには、日本語から離れることが欠かせません。

周りに日本人留学生がいると、短い期間での習得はなかなか難しいものです。

比較的日本人が少ない時期は、6月と10月です。

夏休みの8〜9月、春休みの2〜3月は大学生の留学が多く、逆にその後は帰国して日本人が減るからです。

外国人留学生の多い時期に留学して、積極的に友達を作りましょう。一緒に観光や遊びに行くことで、英会話力が高まります。

特に英語力が高まる語学学校のコース例

ニューヨークの語学学校で特に英語力が高まるコースやプログラムを紹介します。

・TOEIC / TOEFL / IELTS特化クラス

TOEICやTOEFLの資格試験の対策をしてくれるコースです。基礎の英文法から試験対策まで教えてくれるため、効率よく学習できます。

・マンツーマンレッスン

講師と1対1で英語を学習できるコースです。

1対1のレッスンのため、他人を気せず分からないことを質問できます。疑問をすぐに解消できるため、基礎力が身に付きやすいです。

・グループレッスン

10〜20人のグループで受講するレッスンです。中学や高校の授業と似ており、ディスカッションや発表が多いです。

また専門分野を学ぶ長期留学では、「英語+専門スキル」のコースもお勧めです。

英語力への効果アップするためにやるべきこと

英語力アップのために留学中と留学後にやることを、それぞれ2つずつ紹介します。

<留学中>日本語から離れ英語学習に集中する

語学学校には、他の日本人留学生も勉強しています。

そのため日本人同士でも英語で話す、なるべく日本人と関わることは避ける、英語の勉強に集中する環境を整えることが欠かせません。

留学中はSNSを見る回数を減らすことも効果的です。SNSは気軽に見れる上に、日本語の情報を目にしてしまうからです。

また予習と復習をして、その日に習ったことを頭に定着させましょう。学生寮の自習室、環境を最大限に活用してみてください。

<留学中>積極的に英語でコミュニケーションを取る

ホームステイ先やシェアハウス、学生寮では、周りの人と積極的に会話すると、英語力アップが期待できます。

特に1週間の短期留学では、英会話に慣れることが欠かせません。短い時間でも、スピーキング力の伸びは期待できるからです。

<留学後>SNSで友達と連絡を撮り続ける

帰国後は、留学で出会った外国人の友達とSNSやメッセージでコミュニケーションを取り続けてみてください。

SNSで英語を使うことで、ライティングやリーディングの練習になります。

また友達とコミュニケーションを取り続けることは、長い関係を築くことに繋がります。

FacebookやInstagramのアカウント交換をしておくことをお勧めします。

<留学後>語学学校で習った英語学習のスタイルを継続する

1週間の短期留学では、帰国後の英語学習の継続も欠かせません。

英語が定着するまで、約3ヶ月の時間がかかるからです。

予習と復習の習慣や音読、発音の練習、スキマ時間を活用して続けてみてください。

留学を就活・転職に活かすためにやるべきこと

就職や転職活動に活かすために、留学中と留学後にやることをそれぞれ2つずつ紹介します。

<留学中>ホストファミリーの仕事内容を聞いてみる

海外就職を考えている場合、ホストファミリーの仕事を聞いてみましょう。

ホストファミリーは長年ニューヨークで働いている人がほとんど。またニューヨークはアメリカ人以外の家庭も多いため、外国人の就職事情やキャリアの話を聞けることも。

仕事内容から応募方法、面接の質問、気になることをリストアップして聞いてみてください。

<留学中>海外インターンやボランティアに挑戦する

短期留学はさまざまなことにチャレンジしてみてください。

英語力は3ヶ月後に効果を実感し始めるもの。

そのため就活で現地の体験や経験談をアピールしたい場合、1週間の短い期間でもインターンシップやボランティアへの参加をお勧めします。

インターンは短くても1ヶ月からになりますが、「アパレル会社のPR」「マーケティング会社」の仕事ができます。

面接でアピールできる現地経験をたくさん用意しましょう。インターン先やボランティア先は、語学学校やエージェントからの紹介が可能です。

<留学後>TOEIC、TOEFL英語の資格試験の勉強を続ける

帰国後は、英語力を数値化できるTOEIC、TOEFLの資格試験を受けましょう。

日本の企業は、TOEICやTOEFLで英語力を判断するケースが多いです。大学生でも社会人でも、まずは留学で身に付いた英語力を証明しましょう。

<留学後>就職エージェントにすぐに登録する

帰国後、まずは就職エージェントや転職エージェントに登録しましょう。

登録して求人を見るだけでも、どのような仕事があるのか、求められるスキルは何かを判断できます。

また、就活のプロであるエージェントのアドバイスをもとに就活を進めることで、就活のコツを掴むことも。相談できるエージェントを探してみましょう。

シェアハウスをして海外移住の予行練習

海外転職や海外移住を目指して留学をする方にとって、シェアハウスは現地の生活を体験でき、移住の予行練習になります。

また渡米後に、いきなりシェアハウス生活を送ることが不安な場合は「ホームステイからシェアハウス」という選択もあります。

現地での生活に慣れて、英語力を高めてからシェアハウス探しができるため、海外生活のストレスが少ないです。

大学・大学院進学をめざす

アメリカ留学では、1年の語学留学から大学に編入も可能です。

語学留学から大学編入をするメリットは、主に以下の3つです。

  • 英語力を高めることで専門分野の勉強がスムーズになる
  • 費用を抑えながら大学留学ができる
  • 現地の生活に少しずつ慣れることができる

また「コミュニティ・カレッジ」という二年制の学校に通ってからの大学編入は、授業料の費用を抑えることもできます。

例えとして、大学編入や入学の流れを簡単に紹介します。

  1. 語学学校やコミュニティカレッジで英語を学ぶ
  2. 大学への編入試験を受ける
  3. 合格すれば入学できる

試験だけでなく卒業も難しいアメリカの大学。しかし海外就職をはじめ様々な進路が広がるため、気になる方は挑戦してみてください。

ニューヨークとロサンゼルス、期間別留学比較

費用の違い

アメリカのもう一つの大都市「ロサンゼルス」でホームステイ1週間留学した場合の費用相場を比較してみましょう。

ニューヨーク2〜7万円
ロサンゼルス2〜4万円

シェアハウスなどの家賃は地価にもよりますが、1週間の平均は以下の通りです。(※食費や水道光熱費も含みます。)

ニューヨーク5〜12万円
ロサンゼルス4〜10万円

大きな差はありませんが、ニューヨークは物価が高いため、食費が高額になりやすいです。

税金(消費税)

ニューヨーク約8.87%
ロサンゼルス約9%

海外インターンシップの給料平均は、以下の通りです。

ニューヨーク15万円〜
ロサンゼルス8万円〜

ニューヨークの方が物価が高いため、給料も高い傾向です。

特徴・メリット比較

それぞれの都市の特徴を見ていきましょう。

【ニューヨークの特徴・メリット】

  • 四季があり、日本よりも降水量が少ない
  • 交通の便が良いので移動がしやすい
  • 国際色豊かなため、多国籍な英語に触れることができる
  • ミュージカルのエンターテイメントを気軽に楽しめる

ニューヨークは物価が高いため、ホームステイやシェアハウスの滞在費用も高額です。

ただし短期留学では、滞在費用をそこまで負担に感じることはありません。1週間と短い期間では、大きな差がないからです。

また観光地のため、短期留学でも観光を授業の合間に楽しむことができます。

【ロサンゼルスの特徴・メリット】

  • 西海岸の気候は温暖で過ごしやすい
  • 質の高い英語教育が、ニューヨークよりも安く受けられる
  • 海から近く、リラックスした時間を過ごせる
  • グランドキャニオン、セドナの大自然が近い

長期留学で「英語+スキルやエンターテイメント」を学びたい人、短期留学でも「英語学習とアメリカ観光」を楽しみたい人はニューヨーク。

短期留学で「英語力アップに集中したい」という人はロサンゼルスがお勧めです。